青森県 赤石川   赤石川の金鮎、山女は銀色     其之十

                           写真と文 大石 喜久徳


【日本海に沈む夕日

 

 

青森県西津軽、日本海に注ぐ渓流は多い。

 

有名な渓流、無名の渓流...。

 

川と名のつく場所では、一通り釣りをした。

 

いずれの川でも、ヤマメとイワナが釣れた。

 

また、時としてサクラマスやアメマスも釣れた。

 

今から20年以上前...。

 

今は昔。

 

気持ちを新たに、赤石川を遡行してみた。

 

あゆ釣りが始まる前に...。

 

 

 

 

なんて、格好良いこともう書けませんよ。

 

日本海に沈む夕日に笑われますからね...。

 

 

 

 


あゆ釣り区間の本流ヤマメ。あゆ釣りの時も時々釣れるが、油断してると仕掛けごと切られる...。 

これからのシーズン、朝一で渓流。日中はあゆ釣りが楽しめる赤石川。

 

 


 

 

 

【終わりの始まり...】 

 

 

 

現役を引退してからも、何度か赤石川を訪れた。

 

もちろん、あゆ釣りで。

 

米代川経由で西海岸を北上し、岩木川を回って馬淵川に立ち寄ったり、時間に余裕があれば、津軽半島や下北半島にも行ったものだ。

 

また、時として大間から函館に渡り、北海道も放浪した。

震災前。夏の恒例行事として。

5年前、釣りどころかレベルフィッシングそのものを辞めようとした。

本業が順調だし、相棒のフィッシングハウスイノウエの井上氏が亡くなったから...。

もう、十分に釣りをしたし、周りの雑音に嫌気をさしていたから。

10年間、毎日釣り三昧。

妬みなんか日常茶飯事...。

 

多分、誰も想像つかないだろうな。

あの時の自分の悩みなんて...。

 

綺麗事じゃ語れないんだな...。

 

でも、翌年何かが狂った。

 

菊池マネージャー様との運命的な出会い。

 

あれから、自分の人生振り出しに戻ちゃったんだよね!

 

西村さんとの再会。

 

山中君、なかの君との再会。

 

全て、元のもくあみ...。

 

新生・レベルフィッシングがスタートしてしまった次第である。

 

 

 

 


 

 

 

【今日は、なんか違う...】

 

 

 

これまで多くの川や渓流を歩いた。

 

時間があれば、可能な限り釣りをした。

 

釣りが好きというより、なんか義務のように。

 

もちろん、好きな川嫌いな川もはっきり分かれる。

 

この赤石川は、正直なところどちらでもない。

 

好きでもなければ、嫌いでもない。

 

ヤマメもイワナも、そこそこ釣れるが感動に値するかと問われれば、決してそうとはいえない。

 

何ともあやふやな表現で申し訳ない...。

 

でも、それが正直な意見だ。

 

これまで何度も訪れて釣りをしたのだが、なんか特別な感動が無いからなのかな...。

 

この日も、そうだった。

 

いつものように熊の湯温泉で日釣り券を購入し、いつものポイントから川に入り釣りをした。

 

好釣とまではいかないが、ポツポツ程度のヤマメがヒットする。

 

でも、今回はちょっと違った...。

 

 

 

 

 

 

【二度あることは...】

 

 

 

赤石林道は工事の関係で通行止め。

 

仕方が無いので、通行止めのゲート前に車を止めて上流の堰堤まで釣り上がることにした。

 

護岸の切れ目から川に降りて、すぐ上流のポイントへキャスト。

 

あらら...、感動する暇も無くヒットしちゃったよ。

 

18cm程のヤマメが。

 

その後も、型を揃えたように同サイズのヤマメが釣れる。

 

一発大物は、出ないな...。

 

でも、今回は違った。

 

小一時間ほど遡行したポイント。大きな岩が流れを阻む所でガツンと来た。やっぱり居たな...。

 

軽くドラグを鳴らし、下流へ下ってきた。

 

軽いやり取りの末、キャッチしたのは軽く尺オーバーの銀ピカヤマメ。赤石川のヤマメは、目に刺さるような銀色が特徴だ。

 

流れの岸に横たえて、撮影用のプールを作っている最中、またやってしまった...。

 

ナチュラルリリース。

 

先月、新潟の三面川でもやったばかりなのに。全く、進歩しない...。

 

懲りない馬鹿だね...。

 

そこで、真剣に考えた。

 

やっぱり、ランディングネットが必要だよなってことを...。

 

まぁ、仕方ない。ワンカットだけ押さえているから大丈夫だろう。カメラ水没させない限りは...。

 

気を取り直して、次のポイントで...。

 

鯖か?

 

いや、サバのようなアメマスだよ!。

 

さすがに、今度は同じヘマはしなかった。

 

さっき作った立派なプールで、しっかり撮影しました。

 

これまでは、カメラマンに魚を渡して撮影して貰っていたからいいけど、これからは自分で撮影しなきゃならないからね...。

 

やっぱり、ランディングネット必要だな...。

 

そう、感じた一日でした。

 

 

 

 

 



タックル

 

ロッド:オリジナル 6ft

 

リール:カーディナル33

 

ライン:4Lb

 

ルアー:TROUT JAPAN

    スプーン

    雷神 8g

    風神 6g

 

    ミノー

    タックルハウス

       バフェット SD55/S55  

          SD65/S65

 

フック:フィールド 2~3

       シーズンSP-3~4

    SEASON-2~3