【其之四】新潟県 大石川 20年振りのマイリバー

新潟県 大石川 20年振りのマイリバー 其之四

                          写真と文 大石 喜久徳

【みちのくには、拘らない!】

 

その昔、Gijie誌で連載していた頃は、タイトルは「みちのく」今昔物語であった。

 

みちのくという言葉から、フィールドは東北に限られていた訳だ。

 

しかしながら、一度だけ禁を破ったことがある。

 

それが、新潟県の勝木川だった。

 

また、引退する前年、ギジー誌の後継者として指名した梶原と三面川の取材をしたこともあった。

 

以外にも、新潟の渓流や川も好きで昔は良く通っていたものである。

 

もっとも、魚野川までは行動範囲内であり、存命中の常見忠氏には大変お世話になったものだ。

 

新潟県の渓流で釣をしたのは、中越地震の災害復旧で現地滞在時なので、かなりご無沙汰感は否めない。

 

あれから、月日は流れたものだ...。

 

今回、ホームページでの新連載にあたり、敢えて「みちのく」という言葉を外した。

 

本来の自分の行動範囲は、北海道から北陸あたりまで結構広いんだから...。

 

大人の都合って嫌だね...。

 

【思いつきの旅】

 

ゴールデンウィーク明け、事務所から休みを貰ったのは3日間。

 

社長という肩書きであるが、従業員の都合やら工期やら、施主さんの都合やらで震災以降、決まった休みは無い状態である。

 

もっとも、儲かる仕事なら休み返上でも構わない。

 

しかしながら、災害で儲けるとそのしっぺ返しは必ず訪れる。

 

欲張るとろくな事が無い...。

 

話は横道に逸れたが、休んで釣に行こう!と、いつも考えている。でも、現実は出来なかった細々とした雑用に追われる始末。

 

日程をやりくりしても、前日に急用が入り、結局釣には行けず仕舞い。こんなこと何度あったことか...。

 

今回も、本当は5月13日から休みがとれる筈だったのだが、工事が早まったので、前倒しでの釣行と相成った次第である。

 

予定は未定!

 

今の自分そのままの言葉である...。

 

事務所を出てから、直ぐに携帯の電源を切ったのは言うまでも無い!。

 

思いつきの旅の始まりである。

荒川支流・大石川上流のいわな。ゴールデンウィークの激戦を生き抜いた奴だ!

 

本流は、次回真面目に攻めてみたい。参加者募ります!

【久々の荒川】

 

荒川水系で釣をするのは、実に20年振りである。

 

20年前の記憶なんてあやふやそのもの...。

 

いつもなら、行き当たりばったりでの釣りになるのだが、今回はちょっと違った。フェイスブックで知り合った柴崎釣具店に寄ってみたかったからだ。

 

店長の金子さん。意外とやさしい声に驚きましたね...。

 

今年から、弊社のシングルフックを取り扱って頂いてる都合上、素通りするのは失礼千万!。挨拶して翌日の日釣券を購入したら、早々に退散する予定であったが、ついつい話し込んでしまい、気が付けば小一時間も居座っていた。

 

金子さん すんませんでした。また、伺います。

 

そこで、金子さんから穴場を聞いたのだが、やはり、そこで釣ったのでは気が引ける。

 

いろいろ考えたが、やはり、自分の足で釣るのが正統...。

 

そこで、自分と同じ名前の大石川に的を絞った訳だ。

 

だが、ゴールデンウィーク明けの釣行。勝算は全く無い。

 

前日の夕方、三面川の某支流で、50cmアップのいわなを携帯で撮影しようとぐずぐずしてるうちに逃げられてしまったから、気分は最悪であったが...。

 

当日は、夜明け前に起床し準備万端。朝から雨の予報だったが、幸いにもパラパラ降っている程度だ。渓流に降り、キャストを繰り返すが反応は皆無。

 

入渓しやすいポイントだから、仕方無い。枝には餌釣りの仕掛けやフライ。ルアーの着色ラインが鯉のぼりのように風になびいている...。

 

堰堤を高巻き、なおも上流を目指した。

 

時間を見ると、既に2時間も遡行したが、ここまでのヒットは、18cmほどのいわなのみ。

 

解禁から何十人にも攻められているのだから...。

 

自分に、都合の良い言い訳しながらの遡行は続いた。

 

渓流に倒木が横たわるポイント。他の釣り方では釣りようが無いポイントがあった。倒木と水面までの距離も20cmほど。このポイントでヒットが無ければ諦めよう...。

 

これまで使用していたミノーからピンポイントが狙える風神6gに変えてキャスト。何も考えていなかったが、このリトリーブで勝負が決まった。

 

泣き尺いわな...。

 

昨日のいわなが悔やまれる。

 

しかし、贅沢は言うまい。

 

これが、現実なのだから...。

 

 

 

 

 

【大石川本流にて...

 

上流から下り、本流をひと流ししてみたが、まだ少し水量が多いのか、反応は無かった。

 

これは、次回の課題としてとっておこう。

 

気ままな釣の旅は、ようやく始まったのだから。

 

 

タックル

 

ロッド:オリジナル 4ft

 

リール:カーディナル33

 

ライン:4Lb

 

ルアー:TROUT JAPAN

    宗谷、知床、白神

 

    スプーン

    風神 6g

 

フック:SEASON-3

    ミノーブラック-3

    ミノーシングル-2

 

       シーズンSP-5~6

新潟県/荒川

 

荒川漁協

 

日釣券   1,000円